矢板市 寺山鉱泉
寺山鉱泉は国宝寺山観音寺の霊湯として古くから栄えてきた。湯治場として昔から親しまれてきた鉱泉で、鉄分がたっぷりと入った湯は沸かすと赤茶色になり、身体が良く温まる上に冷めにくい湯である。実際に入ってみると、湯温はそれほど高くないがじんわりと身体の内側から温まるような感じがあり、湯を出てからも中々汗が引かずその泉質を実感出来た。
今の宿が建てられたのは1980年代のことであり建物自体はまだ新しい方だろう。また、自家栽培の野菜や地物に拘った料理は素朴ながらも大変美味しいもの。特に虹鱒の塩焼きは絶品。車でないと行くのが難しい上、その道中も非常に狭いのが難点だろうか。その分、静かな森の中で川の音に耳を傾けながらゆったりと出来るのが良かった。以下写真。
宿の外観。二階だけでなく一階にも客室はある。
旅館玄関と受付。
泊まった部屋。客室と寝室で分かれている。なお、食事は部屋出しであった。
旅館の周辺は森と川だけといった雰囲気。
夕食。どれも家庭的で大変美味しいもの。
浴槽。こちらが1人用で隣の浴室の浴槽は2人用となっている。因みにこの2つの浴槽は繋がっている。
手前が2人用の浴室、奥が1人用である。どちらも鍵を掛けられるようになっており、貸し切りで利用する。
鉱泉の効能表。
この日の宿泊客は自分ともう1組しかいなかったため、1人用の浴室をほぼ貸し切りで利用することができた。計4回ほど入り直しゆったりとすることは出来たが、表に書かれたような効果を実感するには連泊する必要があるんだろうなと感じた。(そもそも、身体に不調もないが...)